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芦名堰の保全

大楠芦名口から大楠山へ入る登山道の入口に、古い溜池があります。以前は田んぼに水を送るという大切な役目を果たしていた溜池ですが、田んぼが減ってその役目を必要とされなくなった今は、魚や水鳥やトンボなどのすみかになっています。池の周辺には、珍しい湿生植物なども残っています。
「おおくすエコミュージアムの会」は、今、残っているこのような「堰」は、地域に残された大切な自然資産・文化資産ととらえ、横須賀市の「まちかど里親制度」に則して2007年に「芦名堰」の里親登録をいたしました。
何年も放置された状態だった「芦名堰」の里親になって、動植物たちの棲みやすい環境にし、観察しやすいビオトープにすることを目指し、他の活動グループの力も借りながら保全活動を続けています。
野鳥たちのために作った浮き島では、さっそくカルガモが卵を産み、小さなカルガモが並んで泳ぐ姿も確認されました。隠れ場所ができたお陰で、他の野鳥たちの飛来も多くなってきました。
2011年には横須賀市の景観推進課による景観づくり活動部門で「芦名堰ビオトープ再生 景観づくり」として4回目の景観賞を頂き、今では地域の小学校が野外授業にこの環境を使うなど、ビオトープづくりの活動は少しずつ展開しています。
この保全活動は、奇数月の第2月曜日におこなわれています。

 

 

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